「飼い猫が懐いてくれなくて悲しい…」
「私って嫌われているのかな…」
猫を飼ったことがある人なら一度は思ったことがあるでしょう。
なかには、過去に自分が何かをしたのではないかと自分を責めてしまう人もいるかもしれません。
この記事は悩める飼い主へ贈る『猫への接し方のコツ』についてまとめました。
はじめに… 猫と仲良くなるには?
皆さんは「猫」の性格についてどんな印象がありますか?
一般的に「クール」「気まぐれ」といった印象がある人がほとんどだと思います。
しかし、あなたが日常的にみる猫の行動には、ちゃんと意味があります。
「猫の行動をよく観察し、理解すること」が仲良くなるための一番の近道なのです。
では、さっそくみていきましょう!
猫の性格 [タイプ別解説]
みなさんの印象通り、猫は「気まぐれ」な生き物です….が、猫にも性格の違いはあります。
以下の4タイプが猫の主な性格になります。
- 甘えん坊タイプ
- 王様気質タイプ
- ワイルドタイプ
- 引っ込み思案タイプ
1.甘えん坊タイプは、「なでて〜」「あそんで〜」と寄ってくるかまってちゃん。いつまでも子猫気分で飼い主さんにべったりです。
2.王様気質タイプは、「嫌なことは嫌」と誰にも屈しないタイプ。この子達は、飼い主さんが自分の言うことを聞いてくれると学習済みなのです。
3.ワイルドタイプは、「我が道をゆく」独立心が高いタイプ。甘えてくることはあまりなく、なわばりにも敏感です。
4.引っ込み思案タイプは、警戒心が強く臆病なタイプ。飼い主さんの目の前にだけ姿を見せるレアな存在です。
ここで「うちの子は甘えん坊タイプだ..」と思っても、その子が常に甘えてくるわけではないと飼い主さんなら知っているはずです。
そう、猫は「気まぐれ」な生き物です。
ときには子猫気分になって甘えてきたり、親猫の気分になって獲物をとってきて見せたりします。猫には性格とは別で4つの気分があります。上にあげた2つの他に無防備な姿でリラックスする「飼い猫の気分」や飛びかかったり、じゃれるなど「野生の気分」になったりします。
性格だけで判断せずに、「今、この子はどんな気分なんだろう」と観察してから接しましょう!
猫の鳴き声に注目
猫は「ミャー」や「二ャオーン」など、さまざまな声で鳴きます。
もちろん、声のトーンでその猫が好意を寄せているのか、敵意を向けているのか想像できます。
しかし、さきほど挙げた4タイプの性格のように鳴き方もそれぞれの猫で異なるうえに、寡黙な猫もいます。
鳴き声も猫たちがどんな気分であるかを知るひとつの指標です。
以下、特徴的な猫の鳴き声について、少し紹介します。
①「ニャオ」は猫が飼い主に何かを要求するときの鳴き声です。「ごはんが食べたい」「遊びたい」など、要求はさまざまなので「何をして欲しいのか」をよく考え接しましょう。
②「ゴロゴロ」という鳴き声は「気持ちが良い」と感じているサインであるのは周知の事実でしょう。ただ、猫によって声の大きさは異なるので、聞こえづらいこともあるのです。
「なでてあげても気持ちよさそうではないんだよな..」と思っていたとしても、それは単に「ゴロゴロ」が聞き取れなかっただけかもしれません。
「ゴロゴロ」には他にも猫自身の不安や緊張を和らげるためのものという説もあります。弱々しいトーンの「ゴロゴロ」を聞いたときは、調子が悪いところはないか観察しましょう!
③飼い主に向けて鳴いているように口を動かす行為は、甘えたいという意思の表れです。ひたすら甘えさせてあげましょう。
番外編ですが、ほとんど鳴かない猫は鳴き声を使って要求する代わりに、見つめるなどしてコミュニケーションをとっているはずなので、そこを踏まえて接してあげましょう!
猫のボディランゲージを読み取ろう
猫がリラックスしているとき、攻撃的なとき、怖がっているとき特有のボディランゲージ
あなたは知っていますか?
1.リラックスしているとき
猫がリラックスしているとき、耳は正面からやや外側を向き、ひげは自然にたれ、瞳孔は中くらいの大きさです。リラックスしている状態を知っていることは、さまざまな面で指標となります。しっかり把握しておきましょう!
2.攻撃的なとき
猫が攻撃的になっているときは瞳孔が細くなり、鋭い表情でにらみつけます。ただし、瞳孔の大きさは明るさによっても変化するので、その点を踏まえたうえですが….。加えて、耳は横向きか後ろ向きにそった状態になります。
3.怖がっているとき
猫が怖がっているときは耳は傷つけられないように伏せ、ヒゲも後ろに引いています。しかし、目だけは大きく見開いているのです。これは周囲をよく観察し逃げたり、反撃するタイミングを図っているためです。また瞳孔もまんまるになっています。
他にもさまざまなボディランゲージがありますが今回は知っておきたいボディランゲージを3選紹介しました。特に攻撃的なときや怖がっているときの接し方には気をつけましょう。干渉しすぎず、猫にはテリトリーがあることを理解しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたは猫に嫌われているわけではありません
「猫は気まぐれだから..」と片づけずに、自分の目の前にいる猫ちゃんをじっくり観察することで、性格や気分の変化に気づくことができると思います。
猫にも私たちと同じように気分があります。一緒にいたり、甘えたいときもあれば、今はいいやと思うときもあります。今はいいやの気分のときに飼い主側が干渉しすぎると、関係が悪化してしまうでしょう。
「今、どんな気分なのか」をしっかり把握したうえで猫と接しましょう!
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